総合解体業 (株)鈴木建商のブログ
岐阜で起きた解体工事事故以来、元請け業者さんや施主さん達がとても厳しいまなざしで工事を見ています。
あれだけテレビや新聞で報道されてたので、当然だと思いますが解体工事=危険な工事!!のイメージが強くなっています。
他人事と思わずに明日は我が身の精神で安全について再度、確認や各自の認識を強めて事故や怪我のない現場作りをしていきましょう。
どんなに頑張っても、どんなに早く終わらせても、たった一度の事故や怪我ですべてが無になってしまいますから・・・
岐阜市北一色の金属加工会社「かんぜん」で14日午後、解体作業中の工場の壁が幅約17メートルにわたって市道に倒れ、通行中の富田高校2年川瀬友可里さん(17)=大垣市南若森=が下敷きになって死亡した事故で、現場で作業していた解体業者「丸萬後藤興業」(後藤教和社長)の関係者が「(敷地内の)エレベーターの外枠を重機で外そうとしたら壁が倒れた」と説明していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。
エレベーターは壁の内側にあり、外枠の撤去作業が壁の倒壊に何らかの影響を与えた可能性もあるとみられる。県警は同日午前、現場を実況見分するとともに、昼すぎから岐阜市忠節町の丸萬後藤興業本社を業務上過失致死容疑で、家宅捜索するなど強制捜査に踏み切った。資料などを押収するとみられる。
岐阜中署などによると、倒れた壁は長さ約17メートル、高さ約11メートル。壁の市道側はスチール製パイプの足場が組まれ、全体がシートで覆われていた。
14日は朝から解体作業をしており、別の壁を解体した後、問題の壁の解体作業に取り掛かっていた。事故直前には、重機で壁を敷地内に倒そうとしていたが、エレベーターが障害になったため、先にエレベーターの撤去作業を進めていた。
一方、作業中に壁の土台が緩んだ恐れがあるにもかかわらず、同社はワイヤなどで壁を固定することなく、市道に監視なども置いていなかった。
現場では15日午前9時すぎに捜査員や岐阜労働基準監督署の職員らが到着。捜査員らは、敷地内に運び込まれた壁の一部を丹念に調べていた。
同じ業種の者としてすごく残念な事故でした。
なぜ高さが11m近くある壁倒し作業に警備員または作業員が道路や歩道の監視をしていなかったのか?(監視してれば、怪我や死亡事故は防げただろう)
なぜロングアーム2台で壁倒しをしなかったのだろう?外側に倒れるぐらいグラグラなら普通は1台のロング機は支えなどのサポートをしたり、2台でつかみゆっくり内側に倒すはずだが?(ロング機で支えたりワイヤを使えば外側には倒れなかっただろう)
ちょっとした油断や気の緩みが取り返しのつかない事になるとあらためて思い知らされました。(悲)
(株)鈴木建商のホームページ
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